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- 前立腺肥大症
このような症状はありませんか?
- おしっこをしてもスッキリせず、残っている感じが続く
- トイレが近く、日中何度も行きたくなる
- 夜中に何度もトイレで起きる
- 急に強い尿意が来て、我慢するのがむずかしい
- 排尿の途中で尿が途切れる
- 勢いが弱く、細く長く出る
- 出始めに時間がかかる
- お腹に力を入れないと出にくい
排尿は毎日の生活に直結するため、少しの変化でもストレスが大きく、生活の質を下げてしまうことがあります。気になる症状や不安がありましたら、どうぞ遠慮なく東梅田泌尿器科にお早めにご相談ください。
前立腺とは
位置
前立腺は男性だけが持つ臓器で、膀胱のすぐ下に位置し、尿道を取り囲むように存在しています。
形
形は栗を逆さにしたような形で、成人ではクルミほどの大きさです。
役割
前立腺の主な役割は、精液の一部である「前立腺液」を分泌することです。
この液は精子を守り、その活動を助ける働きがあり、男性の生殖機能にとって欠かせないものです。
前立腺は小さな臓器ですが、加齢とともに大きくなりやすいという特徴があります。
この「大きくなる」という変化が、排尿のトラブルを引き起こす原因になります。
前立腺肥大症とは
加齢によって前立腺が徐々に肥大し、中心を通る尿道が圧迫されることで、尿が出にくくなる病気を前立腺肥大症と呼びます。
もともとクルミほどの前立腺が、鶏卵大ほどに大きくなることもあり、症状が進むと尿が出なくなる「尿閉」を起こしてしまうこともあります。
前立腺が大きくなる原因は完全には解明されていませんが、加齢に伴うホルモンバランスの変化(男性ホルモンの減少や内分泌環境の変化)が関与していると考えられています。また、肥満・高血圧・高血糖・脂質異常などと関連があるといわれており、生活習慣との関係も指摘されています。
前立腺肥大症を放置した場合に起こりえる合併症
前立腺肥大症が進行すると、次のような合併症を引き起こすことがあります。当院では、プライバシーに配慮した環境で丁寧に診察をおこない、検査の結果、より高度な治療が必要な場合には速やかに提携医療機関へご紹介しております。
尿閉
尿がまったく出なくなる状態で、急激な痛みを伴うことがあります。
飲酒や市販の風邪薬、抗不安薬などがきっかけになることもあります。
血尿
前立腺周囲の血管が圧迫され、尿に血が混じることがあります。
膀胱結石
残尿が多い状態が続くと、膀胱内に結石が形成されやすくなります。
尿路感染症
残尿に細菌が増えやすくなるため、膀胱炎などを繰り返しやすくなります。
腎不全(腎後性腎不全)
残尿により膀胱内の圧力が高まり、尿の流れがせき止められ、腎臓に負担がかかることがあります。
これらは早期の段階で治療を開始すれば防ぐことができます。
前立腺肥大症の治療について
前立腺肥大症の治療は、症状の程度や前立腺の大きさ、生活への影響などを考慮して選択します。
薬物療法(まず最初におこなう治療)
多くの場合、まずは薬による治療から始めます。
- 膀胱の出口を広げて尿を出しやすくする薬(α1遮断薬)
- 前立腺や尿道の緊張を緩める薬(PDE5阻害薬)
- 前立腺そのものを小さくする薬(5α還元酵素阻害薬)
症状や体質によっては、過活動膀胱の薬、漢方薬、その他の補助薬を併用する場合もあります。薬は種類が多く、効果の出方も異なるため、医師が症状に合わせて組み合わせを検討します。
手術が必要な場合
薬で十分な改善が得られない場合や、尿閉などの合併症を伴う場合には手術が検討されます。
現在の前立腺肥大症の手術は、ほとんどが内視鏡手術(経尿道的手術)です。
お腹を切らずに尿道から内視鏡を入れ、肥大した前立腺組織を切除したり、レーザーで蒸散したりして取り除く方法が主流です。
身体への負担が少なく、治療効果も長期間続くことが特徴です。
当院では症状に応じて手術が必要なケースを判断し、より高度な治療が必要な場合には速やかに提携医療機関へご紹介しております。
当院での診療の流れ
前立腺肥大症が疑われる場合、当院では問診・尿検査・超音波検査(エコー) を組み合わせて、前立腺の状態を丁寧に評価します。できるだけ負担の少ない検査で、原因を明らかにし、治療方針を一緒に決めていく流れです。
step01
受付・問診
来院後、まずは問診票と質問票(IPSS:国際前立腺症状スコア、QOLスコアなど)にご記入いただきます。
症状の程度を客観的に知るための大切な情報になります。ご自宅で記入してご持参いただくことも可能です。
step02
尿検査
まずは尿に血尿や炎症(白血球)、細菌が混じっていないかを確認します。
「前立腺肥大症かな?」と思っていても、膀胱炎や前立腺炎など他の病気が隠れていることも多く、排尿の異常を診るうえで尿検査は欠かせません。
受診前のお願い
検査をスムーズにおこなうため、来院前は少し尿をためた状態でお越しください。
また、受診の1時間前からは飲食や水分摂取を控えていただくようお願いいたします。
step03
診察・超音波検査(エコー)
診察では症状についてゆっくりお話を伺います。
そのうえで、痛みのないエコー検査をおこない、次のことを確認します。
- 前立腺の大きさ
- 残尿量
- 膀胱や腎臓の状態
下半身を大きく露出する必要はなく、初めての方でも受けていただきやすい検査です。
step04
検査結果のご説明と治療方針の決定
検査が終わり次第、医師がその場で結果をお伝えします。
前立腺の大きさや症状の程度、生活への影響などを考慮しながら、薬物療法を中心に治療を開始します。
症状が強い場合や薬で十分な改善が得られないと判断した場合は、内視鏡手術などの専門的治療についてもご説明し、必要に応じて適切な医療機関をご紹介します。
step05
次回診察(経過フォロー)
処方後は、薬の効果や症状の変化を見ながら、治療の調整をおこなっていきます。
前立腺肥大症は長く付き合う病気だからこそ、「前回より楽になった」「夜間のトイレが減った」など、身体の変化を一緒に確認しながら治療を進めていきます。
前立腺肥大症は、加齢とともに多くの男性が経験する病気ですが、
早めに治療を開始することで、排尿の悩みを大きく減らすことが
できます。
「歳のせいだから仕方ない」と思わず、気になる症状がみられたら東梅田泌尿器科にお早めにご相談ください。
よくある質問(FAQ)
前立腺肥大症は、前立腺がんの前触れですか?
いいえ、前立腺肥大症と前立腺がんは別の病気です。前立腺肥大症があることで、前立腺がんのリスクが上がるわけではありません。ただし、症状がよく似ているため、必要に応じて血液検査(PSA)やエコーでしっかり確認することが大切です。当院でも鑑別のための検査を行っています。
薬はいつまで飲み続ける必要がありますか?
前立腺肥大症の薬は、症状を和らげる目的で使用します。服用をやめると再び排尿しにくくなる方も多いため、基本的には継続が必要です。状態を見ながら量の調整や種類の変更をおこないますので、自己判断で中断せずご相談ください。
運動や食事で良くなることはありますか?
適度な運動、体重管理、刺激物を控えるなどの生活習慣は、症状の進行をゆるやかにしたり、軽い症状を改善したりする効果が期待できます。ただし、生活習慣だけで十分に改善しないこともあるため、必要に応じて薬や治療と組み合わせていきます。
前立腺肥大症で避けたほうがよい食品はありますか?
- カフェイン飲料(コーヒー、紅茶、緑茶 など)
- アルコール
- 辛い食品
膀胱を刺激しやすいこれらの食品は、頻尿や夜間のトイレ回数を増やすことがあります。
また、就寝前 2〜3 時間の水分を控えることで夜間頻尿が楽になることもあります。生活の中で無理なく続けられる方法をご提案します。

